UNIQLO U 今季新作着画アップ!全品レビュー MEN【アウター編】
9/17(金)発売となる、UNIQLO U 2021秋冬コレクション。
本日アップされた公式着画をレビューしていきます。
実物を見て、着用しながらのレビューとは異なりますので注意してください。
ステンカラーコート ¥12,990
パッと見で「UNIQLO Uで買う意味がないな」という印象です。
インラインの「ステンカラーコート」が¥7,990、新作「トレンチコート」が¥12,990のため、同価格帯であればインラインのコートでいいなと思ってしまう。
1万円以内のヴィンテージ品はメルカリで購入可能。
予算数万円であれば、ハイブランドで探します。
しかし、インラインの「ステンカラーコート」とは5,000円も価格差がありますから、より上質さに由来した価格設定であると言えるでしょう。
インライン商品と見比べると、価格設定の差の理由を思い知らされます。
ハリ、光沢、厚み、立体感や裏地のスリムな処理などにおいて、「U」のほうが優れていると言えるでしょう。
今季のステンカラーコートは「ミドル丈」であると言われています。
実際、2021春夏のサイズは膝下までのロングであったのに対し、今季は膝丈になっています。
サイズ表を見ると、S~Lの各サイズで、春夏に比較して着丈が13.5cm短くなっています。
ちなみに今季の「U」とインラインのコートの着丈はほぼ同じです。
シルエットを見ると、二の腕から肘にかけての膨らみが美しく、手元が隠れるやや長めの袖丈が今風。
オーバーシルエットを継承しつつも足元のスマート感を重視した印象です。
サイドのスリットがよりアクティブな歩行をサポートしてくれるでしょう。
「フランネル ワークジャケット セットアップ可能」¥7,990
LOOKBOOKを見るとスリム・スマートな印象のあるセットアップ。
着画ではよりゆったりとした着用をすすめています。
レディースがワンサイズ上の着用をしているのもそうですが、メンズでも足元のアンクル丈を脱却し、足首を覆うデザインとなっています。
4つボタンで、ラペルの短く、ビッグサイズのポケットがついたワークジャケット。
「フランネル」というと温かみのある柔らかい起毛素材の印象ですが、今作はさらっとした素材感が期待できます。
ポケットの縫製がすっきりしている点に好感。
貼り付けによってしわ、ヨレができている点は不安ですが、素材の高級感があります。
ただし、着用場面はかなり限定されるのではないでしょうか?
「ウールブレンド テーラード ジャケット セットアップ可能」¥9,990
フランネルワークジャケットに比較して、落ち着きのある印象のこちら。
ジャージージャケットのようなリラックス感。
ポケットや裾のバインダーから安価な印象がしますが、袖の内側の縫製には美しさがあります。
個人的には、ボトムスに期待。
フェルトのような上品さと、リラックス感を兼ね備えた逸品になっているのではないでしょうか。
「パテッドシャツジャケット」¥5,990
今季ユニクロユー のキービジュアルにも採用されているこちらの作品。
オンラインストア情報しかない現段階では、お洒落であるとは言い難く、より実用面に特化した洋服であるのかもしれません。
中綿が採用され、裏地はキルティングになっています。
防寒面で期待が持てますが、やや着膨れした印象になるのではないかと不安です。
中綿キルトだと腰〜腿にかけて体のラインに沿わないため、ピンと外側に跳ねた印象になってしまうのではないでしょうか?
袖周りはあまりワイドにせず、すっきりとまとめようとした印象です。
シャツデザインとの親和性についても注視していきたいところです。
個人的に、実物を見てから正当な評価を確定したい商品第1位。
「フリース カーディガン」¥5,990
「インナーとして」あるいは「自宅における防寒目的で」であればデイリーユースもできそうです。
首元〜胸元が開きすぎているためタートルネックやマフラー必須となってくる点、バインダーデザインである点から、アウターとして着るには勇気が要ります。
組み合わせ次第でお洒落に着こなせるのでしょうか。
コンビニへ行く際に羽織るぶんには問題なさそうです。
素材の柔らかさがイメージできるベージュに注目。
ややカーキっぽいですが、実物やいかに。
着画からは、「綿入れ」のような、冬の和装の印象を与えます。
その点を鑑みてもやはり防寒着。
ポケットにはバインダーを使用していない点に好印象。
袖口はあまり絞られておらず、開いていますね。
やや風通しがよさそうです。
「ジップアップ ブルゾン」¥7,990
事前の商品画像では、シンプルすぎて特筆すべき事項がなかった、こちらの商品。
あまり購買意欲をそそりませんが、1着買っておけば1シーズン飽きることなく着続けることができるでしょう。
やや高めの値段設定となっています。
値段に納得できるような高級感が、実物にはあるのでしょうか。
着画を見ても、スタンダードさゆえ特にコメントすることがありません。
襟がやや大きめ、首回りが広く作られているためインナーシャツが露出するデザインとなっています。
モックネックセーターやタートルネックセーターと組み合わせることで防寒性能が高まるかもしれませんね。
個人的に気になっている「ダークブラウン」。
オンラインストアの商品画像からは、カーキやチャコールグレー味を感じます。
さらさらとしたイメージを醸し出す素材画像。
ポリエステルを主体とした生地。
やや薄く、風を通しそうです。
ニットセーター等と併せ、秋口の羽織にするのがよさそうです。
春先の汎用性にも期待。
袖口はボタン留めが採用されたシャツデザイン。
腕をまくる着方も想定されているのでしょうか。
「軽くて着やすいが、着用時期は秋などに限定される」といった総括です。
「リサイクルダウンジャケット」¥7,990
昨シーズンから登場したこちらのダウンジャケット。
マットな光沢のある薄い表面生地は、インラインのウルトラライトダウンを思わせます。
腕まわりのゆとりあるデザインや波形のキルティングパターンといったデザインの工夫はされていますが、かなりカジュアル寄りの設計となっています。
首元からジップにかけてのラインも安っぽく、アウターとしての着用は難しそう。
バインダーも苦手です。
サステナビリティのコンセプトに共感できる方にはおすすめ。
冬の買い物などに。
「オーバーサイズマウンテンパーカ」¥12,900
「ステンカラーコート」に対する評価と同様、「インラインで事足りるな」という印象です。
インライン「ブロックテックパーカ」は5,990円。防風・撥水性能が非常に高く、スリムで、腕まわりの動きも快適、丈夫な作りとなっていることからUberEatsでの配達経験のある筆者も愛用していました。
「ブロックテックパーカ」は薄くタイトでスリムなデザインであるのに対し、「U」のパーカは腕まわりにゆとりがあり、着丈も長いコートデザイン。
生地に厚みもあります。
実物を見ながら比較検討したいところ。
個人的には、腕のしぼりがマジックテープではなく金属ボタンな点がGOOD。
商品一覧はこちらから。
後編につづく